ごあいさつ

おじさんのメモ書き

2019-03-19 09:56:00

卒業生お泊り会

久しくしていなかったお泊り会をしました。

この3月の卒業生は長く通ってくれた子ども達ですが,初めてのお泊り会でした。活発な子ども達でいそがしく日程の調整ができず,入試の終わったこの時期になりました。

モノポリーをし夕食を取り,またモノポリー。そしてスマホデビューの子がいましたから,スマホでのやり取りに結構な時間を使っていました。

合格発表を控えていましたから少し気がかりなところがなくもなかったようですが,入学試験の重圧から解放されてゆっくり楽しんだと思います。

後日、合格発表があり参加者全員が志望校に無事合格。よく勉強したメンバーですから受かって当然のことですが、嬉しいことでした。めでたしめでたし。

2018-08-15 10:00:00

夏休みの宿題

 冬休みの宿題にも書きましたが,子ども達に少しは配慮した宿題が出せないのだろうかと思います。相変わらず,ただ回数を書かせるだけの宿題がほとんどです。

 と思っていると,ないと限ったものではありませんでした。国語の漢字の練習の宿題,どのようにするかを説明してあり,少しでも効果のあるようにとの配慮が見られました。考えている先生がいて,そんな学校もあるもんだと思いました。ところが同じ中学の英語の宿題はただ書いてこいというスタイルでした。同じ中学で宿題をどのように出すのか考え方を共有するということはないのでしょうか。まあ,それぞれの考え方と言ってしまえばそれまでですが,漢字や単語を何回か書いてこいという宿題はどんなものでしょうか。

 配慮のなさという点では,教材を作っている会社も同じようなものかもしれません。日本の都道府県を覚えるための小学生の教材に驚かされました。日本地図中の都道府県に北海道①~沖縄㊼まで番号だけがふられています。回答欄は当然①~㊼まであります。各解答欄は2つあります。一つにはなぞって書くように薄く都道府県名が印刷されてあります。隣の欄には自分で都道府県名を書くようになっています。つまり場所を確認することなく都道府県名を書くことができます。まるで漢字の練習で,何を目的にした教材なのか首をかしげました。教材を採用する側はどう考えたのだろうか,とこれまた首をかしげたくなります。

 子ども達のために,せめて宿題の目的や,目的にかなう宿題のやり方といったことを書く程度のことをしてくれればと思います。

2018-07-28 10:01:00

式を作る,文字を使って

 中二は連立方程式の文章題に取り組んでいます。中2ともなれば文字式に慣れていますから連立方程式を解くことは上手です。。しかし文章から立式するとなると,そう簡単にはいかないようです。数字ならば自然な感じで式を立て計算できるのですが,文字が入るとどこか違和感があるようで式が立てられなくなります。

 中一で文字が導入された時に文字に対して違和感を持つと,その違和感はなかなか解消されないようです。誰でも新しいことや今まで知らなかったことに接するとき,違和感を持つことはよくあることかもしれません。しかし,しばらくお付き合いしているうちに,新しいことの存在を認め世界が広がったと思う人と,違和感を持ち続ける人があるように思います。

 算数・数学は新しいことを受け入れるように子ども達に要求します。数を考えれば,整数から分数・小数と広がり,中学では負の数そして無理数の世界が加わります。それらが加わるたびに,子ども達は戸惑うようです。分数・小数では特に分数に対する違和感を持つ子は多いようです。そして違和感が解消されないと,そのまま分数嫌いになってしまうようです。

 さて,どうすればその違和感が解消できるのでしょうか?できれば最初から違和感を感じないように,接することができるのがベストですが。

 

2018-07-08 10:03:00

AI(人工知能)

6月30日付の北海道新聞の「受験AI開発で実感 子どもの読解力の危機(国立情報学研究所 新井紀子教授)」という記事に驚きました。人間はAIに仕事を奪われるという予測です。AIの計算や覚えたりといった能力は人間をはるかにしのぐものでしょう。その能力から以下のようなことが考えられるそうです。。

『ホワイトカラーがやってきた、手順が決まっていて、覚えることができる仕事の多くが置き換えられる可能性があるのです。今後20年の間に、働く人々の半分が仕事を奪われる可能性があるとの予測もあります』

そして人間がAIより優れた部分は文章の読解力だそうです。

『AIにも弱点はあります。AIは計算機なので、論理や確率、統計という数学的な方法しか使えません。決められた枠組みの中でしか計算処理ができません。英単語や歴史の年表を覚えるのは得意でも、文章の『意味』を理解するのは苦手です。将来、残ると思われる仕事はいずれも、読解力を基盤とするコミュニケーション能力や、人間らしい柔軟な判断力が求められそうです』

となりそうだという予測です。(詳しい内容は北海道新聞の電子版で読むことができます。)

大学生にコンピューターのことについて教える仕事をしている卒業生から聞いた話です。学生向けの解説のための文章を書くそうですが,100字以内に抑えるそうです。長くなるとダメだそうです。読解力がないということがその理由だそうです。新聞記事にあったようなことが近い将来,現実になるのでしょうか?

記事には,読解力をつけるには,これといった特効薬はないともありました。そして,地道に読んだり書いたりが必要なことは間違いないようです。

いかに読解力を身に着けるか,難しいことだとは思いますが,私なりに考えてみたいと思います。

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