ごあいさつ
信天翁通信
信天翁通信No.446 2026年1月30日㈮
課題・宿題,言い方は何通りかあるようです。子ども達に家でやってくるようにと学校や塾などで出されるものです。ここでは宿題で統一します。子ども達はどのようにして宿題を終わらせているのでしょうか。真面目にする子もいれば解答を書き写す子もいます。解答を写す部分とまじめにやる部分を使い分けている子もいます。書き写すといえば視写の宿題のことを考えさせられます。
書き写す,誰がやっても同じことのようですが書き写し方は人によって違っています。私が視写で期待することは,文字を読み意味を考えながら書き写してほしい,そして文字を追いかけ意味を考える癖を身に着けることです。しかし前にも書きましたが,人とおしゃべりしながらでも書き写すことはできます。写真を撮れば一瞬で済むことをわざわざ時間と手間をかけていることになります。これでは何のために視写をしているのかわかりません。「せめて意味のひとまとまり,文節は覚えて書くように」などと私は言いますが,どのように書いているのか本当のところはわかりません。
「中身,意味を考えさせるための何かいい手がないか」と考えているときに,ひょんなことからうまくいきそうなネット記事が出てきました。どこを間違えてタップしたのか覚えていません。私にはよくある,タップしたつもりはないがタップしていたということのようです。視写の記事が出てきたのです。
記事にあったのは学校での実践例です。ぼんやりとながめていて目についたのが「書き写した文章に題をつけさせる」というものでした。題をつけるには中身を知らないことにはできません。「こんな簡単な方法があるのか,早速使わせてもらわなければ」と思い利用させてもらうことにしました。「題」の代わりに「重要語句」とさせてもらいました。効果のほどはこれからのことですが,文字を追いかけ内容について考えるためにはいくらかは役に立つだろうと期待しています。ネット記事は役にも立つし,道を間違えて素敵なお店を見つけるようなもので,時に間違えてタップするのもいいのかもしれない,間違えるのもいいもんだとあらためて思いました。
★視写にこだわる,自分でも「こだわりすぎかな」と思います。それなりに長い年月を子ども達と付き合い見てきています。何年か前から子ども達のことで特に気になることがあります。それは子ども達の文字に接する時間です。どんどん少なくなってきているように感じています。書くのはもちろん読む時間も少なくなってきているように感じます。Lineで子ども達とやり取りをします。省略された言葉や絵文字,どんどん短くなってきているようです。ブログがツイッターになり,今はインスタなのでしょうか。文字はどんどん少なくなっているような気がします。
タブレットやパソコンを使う時代ですが,昔と変わらず試験は文字を追わないといけません。いつか文字と試験の関係がなくなるかもしれませんが,今のところ試験と文字は切っても切りはなせない状態です。文字を追い意味を知り,そしてそこから出題者の目的が何かを連想する,これらがうまく働くことで試験に対応できます。まず第一歩の文字を追う力が弱くなっているように思えてなりません。こんなことが視写にこだわる理由でしょうか,「文字,文字」と思うこの頃です。
★中3…受験がが近くなりました。夜遅くまでの勉強や夜更かしはやめて,入試のタイムスケジュールに合わせた朝型の生活リズムにしましょう。また,きちんとした食事は体調管理に必要です。朝食をはじめ食事をしっかりとってください。コロナやインフルなどにかからないように不要な外出は控えたほうが良いでしょう。
★書いていて思いついたこと。「絵文字」は見ただけで意味が分かります。漢字は象形文字で物事の形からできた文字なので,漢字は見れば意味がわかると習いました。何だか文字の先祖返りが起こっているのでしょうか。今の絵文字が簡略化されて新しい文字が生まれたりして,なんてことがあるのかしら。