ごあいさつ

おじさんのメモ書き

2021-12-13 10:30:00

捨てること

★中学2年生の数学は図形の勉強をしています。算数の図形と異なり線の数が多くなります。三角形は3本の線ですが,そこに何本かの線が加わり,さらに点を示すアルファベットの数が多くなます。当たり前ですが線と文字が増えれば増えるほど見づらくなります。

★問題を解く過程ですべての線や文字を見る必要があるといったことはあまりないと思います。何本もの線のうち3〜4本の線に注目し何かを見つける。例えば大きさの等しい角を見つけるなどを繰り返すことで答えにたどり着けます。言い換えれば,3〜4本の線だけを見る,次は異なる3~4本の線をと同じことの繰り返しです。どの線に注目するか,言い換えればどの線を捨てるのかになります。

★捨てる,簡単に言えますが,いざ捨てるとなると難しいようです。試験勉強など「もし出題されたら」と思うと捨てられなくなるのがいい例でしょうか。しかし,AIならともかく,凡人がすべてを覚えることは不可能でしょう。難しいことですがいかに捨てるか子ども達と考えるこの頃です。