ごあいさつ
おじさんのメモ書き
ばらしたり、くっつけたり(4)
ばらしたりくっつけたり。ばらすと言えば中3の国語の教科書にある{握手」のルロイ修道士の「困難は分割せよ」という言葉があります。この言葉は「数学の学び方・教え方」遠山啓著にもあったように記憶していますが、「数学入門」だったかもしれません。国語と数学、畑違いもいいところですが、「難しいことを一挙に解決しようなんてことは考えるなよ」と言っているのは同じなのだと思います。子ども達に丁寧に分けて考えるように言う私ですが、プリントの準備など一度にできないかと考えかえって時間がかかるなどといったことをよくやってしまいます。「言うは易く行うは難し」です。
何年も前の話になります。姪っ子と一緒に勉強しているときに「困難は分割せよ」と私が姪に言いました。そのあとなぜか話がかみ合わなくなりました。「困難」を大阪では普通に使うしじだいめいしとして「このような物」と解釈していたことがわかり大笑いになりました。「こんなん」が何を指しているかわからなかったよ言うことでした。漢字で書けばおこらない間違いでした。日本語は難しいものです。
ばらしたり、くっつけたり(3)
日常に使う日本語だと言葉をばらしたりくっつけたりといったことを考えることはないかと思います。しかし,国語の文法では「文節に分ける」とか「単語に分ける」といったことが出てきます。英語の意味順の「だれが・なにが」にあたるのが「主語」や「主部」でしょうか。科目は異なりますが同じようなことをしています。主部は単語がいくつかまとまったものですから、意味の一まとまりとなります。日常使っていてバラしたりくっつけたりなんて意識しません。生まれたときから使っているので自然にできてしまうのでしょう。
ばらしたり、くっつけたり(2)
英語で意味順ドリルというテキストを使っています。英語の語順は日本語と違っています。また,語順によって意味が決まっているという特徴があります。
英語の語順は基本的には「だれが・なにが」「する・です」「だれ・なに」「どこで」「いつ」のようになっています。詳しくは〈意味順〉英作文のすすめ(岩波ジュニア新書)田地野彰著を見てください。
「だれが」に入る最も簡単なものはI,you,he,she……のような代名詞です。しかし一つの語とは限りません。my motherののように二つ以上の語も入りますし分詞や関係代名詞がくっつくとずいぶんたくさんの語が入ることになります。複数の英単語を一まとめにしたものが「だれが」になります。一つの単語には必ずなにがしかの意味があります。ですから一つ一つの単語の意味を覚えることは必要なことだと思います。文をバラバラの単語にして一つ一つの単語の意味を考えることも必要だし,その単語をくっつけて一まとまりの「だれが」として認識しないといけません。
あまり意識しないでしていることだと思いますが,くっつけたり・ばらしたり,こうして考えると結構面倒なことです。毎日使う日本語だと何も考えずにできていることですが普段使うことのない英語だとこんなことも必要なようです。
ばらしたり、くっつけたり
子どものおもちゃにブロックがあります。レゴブロックが有名でしょうか。松江城を組み立てたものを見たことがあります。小さなブロックを組み合わせ大きなものを作っています。小さな細胞が組み合わさって人間が出来上がっているのですから,それに比べれば松江城程度と言えるのかもしれません。
人間の体がが細胞の集まりということは理科で勉強します。人間をバラバラにすればものすごい数の細胞という小さなものになります。その小さな細胞が集まって一つのまとまりになると組織と名前が付けられます。組織が集まってもっと大きなまとまりになると器官と名前がつけられます。器官が集まって一人の人間が出来上がるとまた個体と名前がつくと教科書にあります。「ばらしたり集めたり」は勉強するときにごく普通に使われる方法なのでしょう。
数学や英語の勉強にも「くっつけたりばらしたり」があります。
数学には素因数分解,ばらすことそのものと言えそうな分解という言葉が使われています。因数分解もあり,高校になると微分,細かく分けるなんてものもあります。微分とくれば集めるほうの積分があります。ものの集まりを指す言葉そのものの集合なんてものもあります。思いつくままに書いても「くっつけたりばらしたり」が勉強にたくさん出てきます。
これから小,中学校の勉強の中の「くっつけたりばらしたり」について思いつくままに書いてみようと思います。
捨てること
★中学2年生の数学は図形の勉強をしています。算数の図形と異なり線の数が多くなります。三角形は3本の線ですが,そこに何本かの線が加わり,さらに点を示すアルファベットの数が多くなります。当たり前ですが線と文字が増えれば増えるほど見づらくなります。
★問題を解く過程ですべての線や文字を見る必要があるといったことはあまりないと思います。何本もの線のうち3〜4本の線に注目し何かを見つける。例えば大きさの等しい角を見つけるなどを繰り返すことで答えにたどり着けます。言い換えれば,3〜4本の線だけを見る,次は異なる3~4本の線をと同じことの繰り返しです。どの線に注目するか,言い換えればどの線を捨てるのかになります。
★捨てる,簡単に言えますが,いざ捨てるとなると難しいようです。試験勉強など「もし出題されたら」と思うと捨てられなくなるのがいい例でしょうか。しかし,AIならともかく,凡人がすべてを覚えることは不可能でしょう。難しいことですがいかに捨てるか子ども達と考えるこの頃です。