ごあいさつ

おじさんのメモ書き

2018-08-15 10:00:00

夏休みの宿題

 冬休みの宿題にも書きましたが,子ども達に少しは配慮した宿題が出せないのだろうかと思います。相変わらず,ただ回数を書かせるだけの宿題がほとんどです。

 と思っていると,ないと限ったものではありませんでした。国語の漢字の練習の宿題,どのようにするかを説明してあり,少しでも効果のあるようにとの配慮が見られました。考えている先生がいて,そんな学校もあるもんだと思いました。ところが同じ中学の英語の宿題はただ書いてこいというスタイルでした。同じ中学で宿題をどのように出すのか考え方を共有するということはないのでしょうか。まあ,それぞれの考え方と言ってしまえばそれまでですが,漢字や単語を何回か書いてこいという宿題はどんなものでしょうか。

 配慮のなさという点では,教材を作っている会社も同じようなものかもしれません。日本の都道府県を覚えるための小学生の教材に驚かされました。日本地図中の都道府県に北海道①~沖縄㊼まで番号だけがふられています。回答欄は当然①~㊼まであります。各解答欄は2つあります。一つにはなぞって書くように薄く都道府県名が印刷されてあります。隣の欄には自分で都道府県名を書くようになっています。つまり場所を確認することなく都道府県名を書くことができます。まるで漢字の練習で,何を目的にした教材なのか首をかしげました。教材を採用する側はどう考えたのだろうか,とこれまた首をかしげたくなります。

 子ども達のために,せめて宿題の目的や,目的にかなう宿題のやり方といったことを書く程度のことをしてくれればと思います。