ごあいさつ
通信Back number 2023年4月~2024年3月
信天翁通信No.424 2024年月25日(月) ★私が子ども達に説明し,子ども達が今まで解けなかった問題を解けるようになったとすれば,その説明はよい説明だったことになります。しかし,その時にうまくいったからといって,一人一人違いますからその説明の仕方が誰にでもうまくいくといった万能の方法ではないと思います。十人のうち九人にはうまくいっても残り一人にはダメといった具合でしょうか。同じ内容のことを伝えるためには,下手をするとA君用・B君用といったように人数分だけの言い方が必要なのかもしれないと思ったりしています。ということは,人数分の説明の仕方を身に着けるためには,いろんな間違え方をする子と出会うことが必要だということなのでしょうか。 間違いをする子やできない子は,私に「説明を工夫しろ」と言っていると考えられます。手を変え品を変え,言い方を変えたりとやっていくうちにうまくいくこともあります。どこが良かったのかはよくわからないけれど,「できたから,結果オーライ」といったようなこともあります。以前「絵を描けない子ども達は私の先生」のような書名の本を見かけたことがあります。読んではいないのですが,署名を「絵を描けるようにするのであれば,絵を描けない子から学べばいい」といった内容なんだろうと勝手に解釈していました。 間違いはないに越したことはないのですが,間違えたことから説明を変えることで私の言葉の使い方が上達すしたのは確かだと思います。こう考えてくると,間違いは「考えるきっかけ」を与えてくれるものだといってもいいのではないでしょうか。 正解を覚えようとしたり,私が答えを言うのを待っているように見えるのは,子ども達が間違いを嫌がるどころか恐れているのではないだろうかと思ってしまいます。勉強の間違いは身の安全に関係するようなことはほとんどありません,思い切って間違えてほしいと思うことが良くあります。間違えることで自分のどこを直せばいいのかといったことが見えてくるはずですから,問題の解き方を上達させるには間違いはどうしても必要なことなのではないでしょうか。 「間違いは大切に」と思います。しかし,同じ間違いを繰り返されると,「ならぬ堪忍するが堪忍」ではありますが,イラっとする私でもあります。これからも,今までに出会わなかった間違いをする子がくるかもしれません。堪忍と学ぶ気持ちを忘れずに子ども達と接していきたいと思います。 ★高校入試…昨年度が難しかったので今年度は少し易しくなるかと予想していましたが,昨年度よりも難しくなりました。社会科では大問一の一問一答形式が資料,グラフや略地図を読み取る形式となり今までよりも点数が取りにくくなりました。理科もグラフや実験結果を読み取る力が必要で記憶するだけでは点数が取りにくくなっています。この傾向が変わることはないと予想されます。読み取りや表現を変える・言い換えることができる豊かな語彙が必要でしょう。 ★イモリ…1週間か10日に一度程度でしょうか。餌はあまり食べていません。長く餌をやっていないと思い,餌をやってみても見向きもしないことが時折りあります。元気なのか調子が悪いのか,全くわかりません。春に向かい暖かくなればはたして元気になるのでしょうか。
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信天翁通信No.423 2024年2月27日㈫ ★小学生も中学生も塾に通ってきています。勉強することに変わりはありませんが,受験がなく内申点などに縛られない小学生の勉強は自由度があって私の思うようにできるところがあります。例えば上手に分数の通分・約分ができない子がいれば,小学校で教えていないやり方を使ったりしています。子ども達がよく知っていることを使うのですが,普段やっていないことなので慣れるまでに少し時間がかかりますが,たいてい通分・約分をできるようになります。英語は単語を読めるようになれば書くことも簡単になりますから,Alphabetの読みを中心に読み方の練習をしています。英語の教科書を読めない中学生が少なからずいますから,小学生の間に読み方の基本的なことを覚えてもらいたくて時間を取っています。 通分や約分を教えていると「言い換える・形を変える」といったことの練習が子ども達に足りないと感じます。例えば「18」を「2×9」や「3×6」のように掛け算の形に,場合によっては「10+8」と足し算や「20-2」と引き算の形に変えることができます。「A君はB君より年上」は「B君はA君より年下」のように,数に限らず言葉も同じように変えることができます。こうした言い換えができない子はいないといっていいのですが,「やってみてごらん」と言われなければやらない子がほとんどです。そして,成績の良い子は言われなくともやっていますから,意識して言い換える練習をする必要があるのでしょう。 英語の読みも同じように単語を音のつながり,「piano」を「pi・a・no」と分け「ぴ・あ・の」と読む練習をします。分けると同時に,音とAlphabetのつながりを意識してほしいからです。英語をを練習していると分けるだけでなく意味のつながりを意識してほしいと思うことが良くあります。英文を読む練習をしていると,意味のまとまりを意識しているのだろうかと感じることが良くあります。日本語の文章でも意味を知らない言葉が出てくると読む時の区切りがおかしくなるのと同じようなことです。上手に読めなくて練習をしているのですから,読むことで手一杯ではあり,難しい注文かもしれませんが,言葉のつながりと意味を意識してほしいと思ってしまいます。 「読む」ことと「言い換える」ことを,いまさらですが,特に「読む」力の練習が必要なのではないかと最近はとても意識しています。ですから不評ではありますが「視写」はこれからも続けようと決めています。時間に余裕のある小学生には,「上手に読む,言い換えることができる」ために他に何か良い方法がないかこれからも考えていきたいと思っています。
★最近Amazon Musicにはまっています。こうして文章を考えているときにはクラシックを流し,のんびりするときや車の運転中には昔の歌を聴いたりしています。昔の曲ですから「電話の受話器」などの言葉が出てきます。公衆電話はいまでもありますが,若い人には縁のない言葉になっているのではないでしょうか。反対に新しい曲にもチャレンジしようと思い聞いてはみるのですが,知らない言葉が出てくるようでしっくりしません。若いころ私の親世代が聞いた曲を「懐メロ」と言っていましたが,私が今聞いている曲はまさに「懐メロ」なのでしょう。私が若いころのことが背景となっているので聞きやすく,親世代も今の私と同じだったのだろうと妙に納得しています。言葉には意味を表すだけではなく,言葉を使う人の何かがくっついているのものだと感じさせられました。 ★イモリ…あまり動くこともなくじっとしていることが多いようです。水草はあまり食べていないようですが,数日おきに餌を食べます。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.422 2024年1月29日㈪ ★昨年から左肩が痛くなり整形に通っています。診断は「いわゆる五十肩」だそうです。本当の年齢よりも若い診断だから喜ぶべきなのでしょうか。痛みといっても,腕を動かさなければ痛みはありません。動かしてもなんともないこともあれば痛みを感じる時もあります。どのように動かした時に痛むのかはよくわかりません。 私は右利きですから「右腕に比べ左はあまり使っていない」と思っていました。ところが痛みを感じるようになってから,左腕を思った以上に使っていることに気が付きました。右腕だけで動作をしていると思っているときに左肩が痛くなることが何度もありました。そんなことから,「右腕で動作をしているから左腕は使っていない」というのは間違った思い込みだということに気づかされました。右を使っているときは体全体のバランスをとるためなのでしょうか左腕も動かしていました。考えてみれば当たり前のことなのかもしれませんが,なんだか新鮮な思いつきのように感じました。 そして,利き腕でないほうを骨折やけがをした子ども達に「利き腕でなくてよかったね」などと言っていましたが,実際はどんなにか不便だったのだろうかと今にして思います。右を動かすためには左もなければならない。主役は右腕ですが脇役の左がなければバランスが取れなくてうまく動かせない,目立たないけれど役割がきちんとあるのでしょう。 バランスが大切なことは身近にたくさんあります。今の公民の教科書にはワークライフバランスという言葉出てきます。働き過ぎや過労死を防ぐために,仕事と家族や友人と過ごしたり趣味に使う自分の時間とのバランスが大切だという考え方です。 仕事を勉強に置き換えると子ども達にも同じことが言えるのだろうと思います。勉強と勉強をしない遊びの時間は大切なものだと思います。これは言い訳かもしれませんが,以前はみんなでゲーム,主にモノポリーと大富豪を,また小学生はプラバンやスライムを作ったりしていました。時には塾でお泊りをし夜遅くまで遊んだりしました。しかしコロナでまったく遊ぶことがなくなりました。遊んでいると,おとなしそうな子が実は大胆だったりその反対だったり,勉強だけでは見えてこないことが見えたりします。そして私と子ども達との距離感はよくなります。また対戦相手のいるゲームは勝つために相手の手の内を考えたり先のことを読んだりすることが必要です。自分の頭で勝つためには何が必要で大切なのかを考えることは点取りゲームである試験にも求められる能力でしょう。 遊びと勉強,このふたつのバランスをとることはなかなか難しいところがあります。どうしても遊びに傾いてしまうようですが近頃ようやく試験の後のモノポリーを復活させ,小学生とも遊びました。これからもやる時期や回数などどのようにバランスを取ればいいのか考えながらゲームをやる時間を作りたいと思っています。 ★イモリ…あまり動くこともなくじっとしていることが多いようです。水草はあまり食べていないようですが,数日おきに餌を食べます。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.421 2023年12月25日㈪ ★ある新聞社のコラムにあった話です。将棋の指導者に記者が「将棋に強くなるにはどうすればよいか」と尋ねたところ「とにかく負けることだ」と答えが返ってきたそうです。また,「ほとんどのアマ強豪やプロ棋士は『負け』から将棋が始まった」ともありました。また,将棋の八つのタイトルを持ち,負け知らずのような藤井聡太八冠が故郷で幼い頃通っていた将棋教室の先生によると「教室で一番泣いていた」のが藤井八冠だったそうです。負けてもなぜ負けたのか,どうすれば勝てるのかと考え挑戦し続け強くなったのでしょう。誰にでもできることではなさそうですが,あきらめずに挑戦し続けることが強くなるためには必要なことだったのでしょう。 藤井八冠ほどではなくても,子ども達をみていて英語や国語の読み書きの時に,もう少し挑戦してもいいのではと思うことがよくあります。英語の単語を全く読めないのであれば仕方ないのですが,いくつか知っているのであれば,せめて「自分の知っている単語と同じところはないか,同じなら同じように読んでみよう」などと挑戦してほしいと思います。また,漢字の読みは偏や旁が同じであれば同じ読みができるケースが多いのですが「読んでみよう」ではなく「わからない」ですましてしまいがちだと思います。 間違えることはよくないことなのでしょうから,「間違いたくない」と子ども達が考えるのは無理もないのですがあまりに消極的になってしまい先に進むことができないのではないかと心配になります。 英語や漢字の読みに限らず「自分の知っていること」を活用してほしいと思います。例えば英語の文に「a letter」があって意味を「手紙」と知っていたならば,他に知っている単語がなくても「手紙を書く」「手紙を読む」くらいは予想してもいい,予想してほしいものです。間違っていたとしても,その後で正しい文の意味を知ればわからなかった単語の意味を印象深く覚えられるのではないでしょうか。 「何もかも間違えずに上手にこなす」最初からそんなふうにできるはずはないのです。間違い,手探りを繰り替えしながら正解にたどり着くのが本当だと私は思います。 間違える代わりに「わからない」と言われると,つい正解を言ってしまいがちな私です。子ども達からすれば,簡単に正解が手に入るわけです。しかし容易に手に入った正解は知識として定着するのでしょうか。私は自分で地図を見ながらたどり着いた場所には自分で行くことができるようになりますが,カーナビに案内された場所にはカーナビがなければいけません。人の助けを借りたにしても自分で間違えながら進むことによって知識は定着するのではないでしょうか。
子ども達は「頭がいい」とよく言います。私は「頭はよくするもの」と言います。将棋をまねれば「『間違い』から頭のよさが始まる」と言っていいのではないでしょうか。「間違え」そして「どうして間違えたのか,何を変えれば間違えなくなるのか」と頭を使うことによってどんどん頭はよくなっていくように思います。頭がよくなるよう「間違い」ができる雰囲気を作っていくよう心掛けたいと思います。 ★本年中はお世話になりました。視写の宿題を続け,そして表計算ソフトを使って新年には説明に使えるものを作れればと色々と遊びながらやっています。新しい年もよろしくお願いいたします。 ★イモリ…数日おきに餌を食べます。水草を食べているようなので水草と,いざという時のためにメダカを買わなければと思っています。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.420 2023年11月27日㈪ ★先月UDフォント「読みやすい字体」のことを書きました。字体を読み易くすれば誰でもスラスラ読めるかといえば,そうは簡単にいきません。スラスラ読むためにはそれなりの練習が必要です。 読みといえば,英語については何度か書いてきました。小学校ではほとんど読み書きの練習をしていません。では,中学に上がれば「読み・書き」の仕方を教えてくれるかといえば,「できて当たり前」という感じで「読み方」の指導はないようです。ろくに英語を読めないのに「書く」も同時進行していきます。 読めないことには勉強にならないので,私はできる限り読ませるようにしています。しかし,限られた時間の中で読みばかりはしていられません。家庭での練習が必要です。そして今の教科書はQRコードを読めば読み上げてくれます。以前と違い,家庭で簡単に読む練習ができます。でも,なかなかそうはいかないようです。 では,英語以外はどうなのでしょうか。視写の宿題を細々と今も続けています。中学生には内容が少し難しいかもしれないと思い,読みやすいようにと原稿には漢字とカタカナにルビを振っています。日本語ですから,英語のように読めないといったことはありません。しかし知らない言葉が結構出てくるようで,意味のまとまりを意識して区切って読めないことが時折あります。というか意味のまとまりを意識しないで読んでいる,つまり「文字を音声に変えているだけ」という感じを受けることもあります。子ども達と話していると,英語に限らず国語でも学校で教科書を読むことあまりないように感じます。 新しい言葉が出てくると,意味とともに覚えていくのですが,上手に読めることが覚えるための手助けになるはずです。そのためには,」いつも言葉に触れることが大切になります。家庭で読むことができないのであれば,授業中に教科書を読むという手があると思います。「授業中になんてもってのほか」という声もあるかと思いますが,隙間時間があると思います。授業中はノートを取ったりといそがしいのでしょうが,そうした時間を有効に使って読む習慣をつけるといいと思います。家庭では色々と誘惑があるかもしれませんが授業中は邪魔が入らないのでいいのではないでしょうか。 絶対とは言えないかもしれませんが,成績の良い子はたくさんの言葉を知っていると思います。言葉を知るためには言葉に触れる必要があります。特に教科書でなくても何でもいい,漫画・ゲームの攻略本・趣味の本や使用説明書等でもいいと思います。もっともっと文字を読む練習をしてほしいと思います。 ★読め読めと書いてきましたが,私の読書量は毎年のように低下しており,あまり子ども達に偉そうなことを言えません。新聞は読みますが,スマホを使ってネットのニュースを読むぐらいになっています。「最近読んだ本は」と聞かれると仕事で使うために買った歴史の本くらいでしょうか。下に書きます「音読コース」は私自身が文字に触れる機会にもなるしこれはいいかなと思ったりしています。 ★イモリ…食べたり食べなかったり,長年のお付き合いになりますがリズムのほどがよくわかりません。数日餌をやらないと必死に食いついてきます。食べるからまだ元気なのかもと思っています。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.419 2023年10月23日㈪ ★中学の定期試験の様子が変わってきているようです。2年前に定期試験を全廃した中学と,年3回の定期試験を2回にし,副教科と言われる保健・体育,技術・家庭科,音楽,美術の4教科の試験をなくしたた中学がありました。他の地域の中学についてはわかりませんが,定期試験の回数は減っていく傾向にあるのでしょうか。減っていくといえば副教科です。塾生の通う中学では美術はかなり前から試験がなくなっていましたし,音楽の試験もない学校もありました。そして今年から副教科の試験をすべてなくした中学があります。 定期試験がなくなると,代わりに単元テスト・小テストをすると子ども達から聞きました。子ども達にとってはどちらがいいのでしょうか。単元テスト・小テストは定期試験に比べると試験範囲が狭いので,勉強がやりやすいかもしれません。しかし,単元テストなどは定期試験と違って一斉ではなく授業時間を使って行われます。クラスごとに試験の問題を変えるのでしょうか。 一方,教師の立場からはどうなのでしょうか。今までとは違った成績のつけ方になるのですから,やり始めは大変だろうと想像します。いずれにせよ何か利点があって変更したのでしょう。 単元テストで成績をつけるといえば,小学校がそうでした。通知表も「分数」のような単元名があってそれぞれに「よい」,「普通」とかついていました。通知表の様式は違いますが中学でもつけ方は同じなのかもしれません。 また,11月の定期試験の時期を10月に早めた中学があります。11月の試験範囲がとても広いので,時期をずらすことで範囲を均等にしようとしたのかもしれません。これはワークの提出などを考えれば,子ども達は少しやりやすいかもしれません。 成績をつける,子ども達にランクをつける,そのつけ方・方法はさまざまなのでしょう。私など,いわゆる副教科と言われる教科は実技が伴うので,定期試験があることで救われたほうでした。実技はからきしダメでしたから。これで完璧といった方法はないために,これからも様々な方法が試されていくのでしょう。いずれにせよ,子ども達に納得のいく方向であればと思っています。 ★先月から「UDデジタル教科書体」というフォントに変えました。ウィキペディアによれば「学校教育においてロービジョンやディスレクシアなどの文字を読むことが困難な子どもにとって読みやすく、かつ文字を手書きするときの動きや形が分かりやすい教科書体フォントとして設計された 」そうです。UDは「ユニバーサルデザイン」を略したものです。中2の英語Unit5はUDを話題に取り上げていて,お話として知っていましたが,文字にもUDがあるとは知りませんでした。 ★片仮名言葉…UDは「ユニバーサルデザイン」を略したものですが,これを表す漢字または平仮名はあるのでしょうか。捜してみると,神戸市のホームページに「『ユニバーサル』とは『すべてに共通の』、『普遍的な』という意味で、『ユニバーサルデザイン』を日本語に言いかえると、『すべての人のためのデザイン』『みんなにやさしいデザイン』」とありました。例えば「ロービジョン」は「弱視」「ディスレクシア」は「発達性読み書き障害」のような一つの言葉での日本語はないようです。中学の英語の教科書はUDのような最近の話題を取り入れていることもあってか片仮名言葉,「ホームステイ」・「スタッフ」や「 ホストファミリー」など漢字や平仮名でお目にかからない言葉がよく出てきます。片仮名で当たり前なのですが,年齢のせいかなぜか日本語では何といえばいいのだろうかと思ってしまう私です。 ★イモリ…涼しくなり食欲が出てきたようで,豚肉もちりめんも食べています。この冬も無事に越せるのではないでしょうか。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.418 2023年9月26日㈫ ★「『大切な話だから一回しか言わないよ』て言うのおかしくない,大切なことだったら何度も言っていいんでないの」と小学生が私に問いかけました。とっさのことだったので「大切だと強調したかったんじゃないの」と答えました。考えてみれば小学生のいうことが正論で,大切なことは何度言っても言い過ぎと言うことはなさそうです。 この言い回しは聞いたことがあり「大切なことだ」ということを伝えるための常套句として使われていたように思います。でも,どんなときに使われていたのだろうかと考えてみましたが思いだせません。ふと映画,スパイや悪人仲間が人に聞かれるとまずいことを話す場面にこんなセリフがあったのではないか,などと思いました。あまりいい使い方のように思えません,あまり確信は持てませんが。 そして,最近は聞いたことはありません。私の周囲にこの表現を使う人がいないということでしょう。ひょっとすると死語なんだろうかと思い,ネットを見てみました。死語ではないようで,質問した小学生と同じように意味がよくわからずに投稿する人が結構いるようで,検索に引っかかてきました。最初に出てきたのが学校の先生の投稿でしたから,学校でよく使われる表現なのかもしれません。 しかし,「一回しか言わないよ」と言った人の意図に反し,小学生が「大切な話」については全く触れなかったのを面白く思いました。小学生には話の中身は印象に残っていなかったようです。まあ,私の話で子ども達が覚えていることと言えば本筋から離れた無駄話だというのと同じようなことかもしれません。いえ,小学生が不思議に思った,疑問を持たせた,それはそれでいいことなのかもしれません。 口からこぼれた言葉を拾い集め,なかったことにすることはできません。何かを伝えようという思いと言葉が一致しないことはよくあることと思います。子ども達にこれだけはと思い,わかりやすい言葉を選び話す順序を考えているつもりでも,うまくいかないことはよくあります。何かを,特に自分の思いを正確に伝えるのはそう簡単なものではないのでしょう。 ★塾の関係の集まりがあって千葉県松戸市に行ってきました。参加者のほとんどがお会いしたことがありませんでしたが,塾の通信を読ませていただいている人がいました。その人達の直の声を聴くことができたのはよかったと思いました。また,色々な地域の熱い思いを持った人の集まりで,活発に議論が進められました。初めての参加である私は聞き役でしかありませんでしたが,たくさん刺激をもらい帰ってきました。 ★成田空港におり京成線に乗り新鎌ヶ谷で新京成線に乗り換え,終点が松戸です。初めてでしたが,スマホの乗換案内のおかげで迷うこともなく着きました。成田駅の次の駅までの遠かったこと,北海道に来た頃,当時の国鉄(今のJR)の駅と駅の間の長いと感じたことを思い出し東京近辺にもこんなところがあるのかと,驚かされました。目的地松戸駅前はにぎやかな所で,新京成線の駅間は短いものでした。
松戸から目的地までバスを利用。松戸駅からすぐのところに大きなビルがあり,駅前だから大きなマンションがだなあと思ってみていると,「○○大学」とありました。色々と驚かされた旅でした。 ★イモリ…涼しくなり,餌を食べます。メダカ2匹の姿が見えなくなりました。しかし,塩抜きしたちりめんは食べませんでした。餌をやるタイミングがあるのは間違いないと思いますが,ちりめんは好みではないのか,それとも塩抜きが足りないとか,よくわかりません。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.417 2023年8月23日㈭ ★20日の日曜,久し振りに美術展,それも個展を見に行きました。たまたま入館した時,作者の解説付きの作品ツアーが始まるタイミングでした。作品の解説を聴きながら作品を鑑賞するのは初めての体験でした。一つ一つの作品には当時の作者の考えや思い入れが込められている,当たり前のことなのかもしれませんが,作者からじかに聞くことでとても新鮮に感じられました。 解説の中に作者の恩師の言葉として「三つのかく」というのがありました。三つは「汗をかく,恥をかく,手紙を書く」です。芸術家ですから作品を作るのですから「汗をかく」のは当然でしょうか。「恥をかく」人がどう思うかと考えていると自分の作りたい作品を作れない,「恥をかく」ことで自分を磨くのでしょうか。「手紙を書く」人ととのつながりを大切にするということでしょうか。 言われれば「そうです,できれば素晴らしい」と思いますが,実行するのは大変です。私などできるだけ汗をかかずに楽をしたい,恥をかくのはそれこそ恥ずかしい,手紙を書くのは面倒だ,と思うタイプです。 でありながら,子ども達に言います。汗はかかないまでも「手を動かせ」,「試験の恥はかき捨て,間違いは気にするな」と。勉強に「手紙を書く」は関係なさそうですが「式を書く,まとめを書く」のはありでしょうか。書くこととはすこし違うように思いますが,「人に質問する」あるいは「問題作成者と問題文を通してコミュニュケーションをする」といったことは必要かもしれません。 三つといえば私も大切にしたい「三つのない」があります。「無理なく」・「むらなく」・「無駄を恐れない」です。この三つもやはりどこかで聞いた言葉です。子ども達とどのように向き合うかという心構えのようなものでしょうか。私だけでなく勉強を進める子ども達にも必要なことではないかと考えています。 あまり関係のなさそうな三つの言葉ですが,何か共通点があるように思います。自分なりの何かを身につけるためには,やり続けるが必要です。でも無理なことは続きません,人の思惑を気にしたり失敗を恐れていては先に進めません。 三つの「かく」と「ない」,中身は違うのかもしれませんがいい言葉だと思っています。こうした言葉は,できるかどうかは別にして,自分が行動をするときのルールのようなものではないかとも思います。
素敵な言葉と出会うのは楽しいことです。出会うためには,色々なことを経験し人との出会うことは当然ですが,本や映像の中での出会いもあるかと思います。子ども達もいろいろな言葉と接してくれればと思わずにはいられません。 ★こんなこともあるのですね…卒業生が教員をしている,それほど珍しいことではありません。でも,現在通っている塾生の担任が卒業生というのは初めてです。その子の話によれば,三者懇談の時に塾に通っているかを聞かれ,話の中で私のことを「おじさん」と言ったことがきっかけになったそうです。私は驚きましたが,担任の先生はもっと驚いたことでしょう。何十年以上も前に,おそらくその先生が大学を卒業してすぐの頃に同窓会をして一緒に飲んで以来だと思います。当時の卒業生たちの懐かしい顔が思い浮かびました。
★イモリ…暑い日が続きます。エアコンがあるので,いつもの場所,玄関の下駄箱の上においています。しかし,日曜はエアコンをつけないので流しに避難しています。週末に移動させるのが面倒なのと,イモリが移動のたびにとても驚き慌てふためいて,あるはずのない逃げ場を探します。その姿は滑稽ではありますが,やはりかわいそうです。早くこの暑さが終わってくれればと願わずにはいられません。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.416 2023年7月20日㈭ ★また英語の読み書きの話です。ローマ字が英語の読みの邪魔になることがあります。代表は「u」の読みです。ローマ字で「ウ」と習いますが,英語では「up」のように「ア」と読むのが一般的です。 最初に覚えたことは強く印象に残るせいなのか「bus」を「ブス」と読んだりします。「u」を「ア」と読むことがなかなか定着しません。またローマ字は平仮名や片仮名のように読み方が一通りだと思い込んでいるようです。ところが,英語のアルファベットは,例えば「i」は「in」のように「イ」と読む時と「ice」のようにアルファベットの名前で「アイ」と読むように二通りの読み方が普通にあります。こうした漢字のように一つの文字に違う読み方があることもなかなか定着しません。ローマ字を習う時にアルファベットの名前をおそわっていないのではないかと思われます。今まで使っていたことがそのままでは通用しない,今までのように読むと間違いになってしまう。 こうしたことが続くと読み方が混乱して,読むことに自信を無くしてしまう可能性があります。自信がない子は自分では読まなくなり,人が読んでいるのを聞いて覚えようとしているように思えます。新出単語など「こう読むのかな」と予想しなくなるようです。私の経験からですが,成績の良い子ほどよく予想し,予想することでその精度は高くなっていくようです。そして予想が当たれば印象によく残り,より多くの単語を覚えていっていると思います。 英語に限らず「予想する・こうかなと思ってみる」ということはどの勉強にもとても大切だと思います。間違いや失敗はよくないこと,ないほうがいいのですが,しくじりのない人はいません。人間は間違いをしながら成長していくものです。幼児の頃,よちよち歩き始めは転べば大人に心配をかけますが,笑顔を誘います。話し始めは,舌足らずの言葉がやはり大人の笑顔を誘います。転んだり言い間違えたりしながら育っていきます。勉強の間違いはけがの心配などありません。人に教えてもらうことに比べ効率は悪いようですが,思い通り読んで間違えて覚えていくのはよいことだと思います。「こう読むのかな」と思って読んでみる。知らない単語であっても前後の知っている単語から意味を予想してみる,こうしたことをできるようになっていほしいと思っています。 ★エアコンを設置しました…暑い日が続きましたが,エアコンを取り付けたとたんに涼しくなったようです。夏は始まったばかりですし,今週末あたりから暑くなりそうな予報です,また講習が始まると暑くなる年が多いような気がします。とりあえず,道コンの日には活躍してくれるだろうと期待しています。取り付けましたが,実はエアコンはあまり得意ではありません。スーパーに買い物にいく時は長袖の羽織物を持つように心がけています。荷物かもしれませんが苦手な人は薄手の長袖を持ってきてください。 ★エアコンの取り付けのため契約アンペア数を増やしました。工事に来た人に「エアコンをつけるので」と話したところ「ひょっとして,犬のためですか」と聞かれ驚きました。その人いわく「犬は暑さに弱いので,それでエアコンつける人が結構いるんです」とのことでした。ちょっと驚きましたが,東京あたりでは留守にするときにペットのためにエアコンをつけておくのは珍しいことではないとの話も聞きました。 大変な時代になったものだと思います。 ★イモリ…暑かった日が続いたので,今は風呂場に避難しています。エアコンが入ったので,いつもの場所に戻す予定です。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.415 2023年6月26日(月) ★小学生の英語は読み書きの練習をしています。アルファベット26文字の名前と読み方の練習から始めています。小学生の話では授業で読んだり書いたりはあまりしないようです。試験はありますが聞き取りの問題がほとんどで,英語を書かせる問題はあまりないようです。ですから小学校で英語の授業があるといっても,読み書きができない子が多いのではないでしょうか。実際,中学から塾に来た子のなかには英語を読めない子が結構いました。中学生になって苦労しないようにと思い読み書きの練習をしています。教科書を読めるようにとは思うのですが,少し困ることがあります。会話が中心の教科書に出てくる英単語は日常で使う言葉が中心になっています。日本語で言えば「あいうえお」五十音の練習をせずに文字を読ませるような感じです。「赤(あか)・雨(あめ)」のような言葉で「あ」の読み書きの練習をせずに,いきなり「おかあさん」と出てきてこの字は「あ」だよと教えるようなものです。英語の読み方のルールを覚えてもらうためには教科書にあわせてとはなかなかいきません。英語の教科書と違った進め方にならざるを得ません。少しづつ教科書を読みながらと思うのですが読みのルールの定着を優先しています。 小学校で読み書きの練習をしていないのに,中学生になると単語を読む,と言ううよりは,いきなり文を読んだり書いたりをしなければなりません。ところが,中学で英語の読み方に時間をとってくれるかというとそうでもないようです。そんなこともあって中学になる前にルールを知ってほしいと考えています。教科書が読み書きに少し配慮した作りになってくれれば子ども達もは少しはやりやすいだろうにと思います ★親切な教科書…ある高校の英語の教科書をみる機会がありました。当然ですが,QRコードがあり,ページにいけば中学の教科書と同じように本文があって読み上げてくれます。中学のと同じようなものと思っていたのですが,その親切なことに驚かされました。中学のページは途中で停止こそできますが読み上げていくだけです。例えば同じ文を二度聞きたければ,また最初に戻り読み上げるしかありません。一方,高校のほうは文をタップすればもう一度読んでくれます。聞きたい文を何度でも聞くことができるようになっています。それだけではありません読み上げている文は色を変えてくれます。どの文を読んでいるか目でわかるようにしてくれています。まだまだあります。設定で読む速さを変えることができる,文を意味のまとまりに分けるスラッシュを入れてくれる,新出語句は隠すことができ練習に使えるなどなど。高校の教科書より初心者が使う中学の教科書でこそやってほしいことです。 教科書の出版社が違いますから機能に差があって当然ですが,これほどの差があるとは思いもよりませんでした。使ったことはありませんがデジタル教科書も同じように出版社によって大きく異なるのかもしれません。新しく始まったことなのでどこも手探り状態から始まったのでしょうから,こうした違いはやむを得ないことかもしれません。これから改良され子ども達にとって使いやすくなっていくのかもしれません。 しかし,気になることとして教科書のユーザーである生徒達の声はこれから先,どのようにして反映されるのでしょうか。そもそも,子ども達が二種類以上の教科書を使うことは転校するなどの事情がなければありそうもありません。考えてみると,教科書に最終ユーザーである子ども達の意見が反映されるシステムといったものはあるのでしょうか。今まで考えたこともなかったし,調べたこともありませんが。 ★イモリ…ようやく水をかえました。緑色になり中を見にくかった水槽もようやく緑色を落としました。冬の間あまり食べなかったせいか,イモリは少しスリムになったように見えます。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.414 2023年5月22日(月) ★スマホがあれば,何でもすぐに調べることができます。そんなスマホに私も少し慣れ,中学生ほどではありませんが検索しようと思うようになりました。検索にようやく慣れたと思えば,単なる検索ではなく,質問すれば即座に答えてくれるChatGPTが登場しました。レポートの作成などすぐにやってくれるようです。しかし,面白いことに答えが間違っていることも多々あるそうです。AI(人工知能)といえど,何でも知っているようで知らないこともあるということでしょうか。正しいかどうかは別にしても,もっともらしく文章を作りレポートの体裁を整えてくれるということなのでしょうか。ChatGPTが嘘を上手につくと考えると,とても人間臭いAIかもしれません。コンピューターは間違わない,計算や検索では人間の及ばない速度と正確さでした。しかしこれからはコンピューターといえど間違っているかもしれないと疑わなければならないのでしょう。本当か,嘘かを判断する人間の側により正確な知識が要求されるような気がします。 科学の進歩で人間はより快適に過ごせるという話でしたが,AIの登場で人間の仕事が奪われるとか言われ,快適に暮らすどころか生活できないような話もあるようです。仕事を取られないためには何かスキルを身につける必要があるでしょう。そのうえ,ChatGPTのいうことが正しいかどうかの判断をしなければならない。機械に騙されないために,今まで以上にますます勉強をしなければならない破目になるのかもしれません。本当に生活が快適になるのでしょうか。 AIはものすごい速さで進歩しているようです。これからも目まぐるしく変化していくのでしょう。ChatGPTはどんどんと知識を蓄積しより正しい答えを与えてくれるようになるのでしょう。映画「ターミネーター」のように機械が支配するようになるのでしょうか,そう考えるとChatGPTには良いこともあれば問題もあるのでしょう。新聞などによれば,どう規制するかなどが検討されているようです。 気になるのは,学校などに与える影響です。今は,検索をしても自分で文章にしなければいけませんが,全部してくれるとなると,レポートの課題といったものはなくなるのでしょうか。考えても仕方がないことのように思いますが,なんとなく気になるところです。 ★分けて考える…英語の読みの練習をしています。練習で気になることは丸暗記です。単語の読みを一つずつ覚えようとしている子が結構います。一つのアルファベット,例えば「b」は「ブ」という音を表しています。「i」は「イ」の音を表しています。この二つが合わさって「bi」となると「ビ」の音になります(カタカナで書いた「ブ」や「イ」は正確な英語の音ではありません)。アルファベットはひらがなやカタカナとというよりは,漢字のように読み方を覚えるといいと思います。アルファベット26文字の読みと組み合わせた「wh,sh,ch」などの読み,漢字は何千とありますが,アルファベットは100程度覚えればたいていの単語は読めるようになります。読めれば音からスペルを予測でき書くのも楽になります。 英単語に限らず,文までも丸々覚えようとしているように思うことがよくあります。アルファベットが集まって単語になり単語が集まって文になります。単語もいくつかが集まって意味のまとまりを作ります。文も部分の集まりです。分けて考えることができます。しかし,子どもによっては意味のまとまりなどは意識していないように感じることがよくあります。英語に限らず部分に分けてみるという練習が足りないように思います。これからも, 分け方など子ども達に話してみようと思っています。 ★イモリ…温かくなって元気なようです。6月でまる8年になります。水替えをしてやらなければいけないようです。 ------------------------------------------------------------ |
信天翁通信No.413 2023年4月26日(水) ★この春の受験は残念なことに全員が第一志望校にとはいきませんでした。肩に力が入りすぎたのか普段の力を発揮できていませんでした。受験前には苦手科目もそれなりに点数が取れるようになっていたのですが,点を取りたい気持ちが強すぎて,焦りを生んだのではないかと推測しています。焦りを生んだ一つの理由は「ランク」にあるように思えます。ランクが低いとそれをカバーするだけの点数をが必要となります。今までにも同じ高校の受験者で,合格者のほうが不合格者よりも点数が低いといったことがありました。ランクの違いがこうした結果として現れます。当日の点数をと思うあまり実力を発揮できなかったのでしょう。受験のシステムで認められていることですから当日の試験かランクかどちらで点数を取ってもかまいません。ただ,試験の点数は数字ではっきり出てくるのでわかりやすいのですが,ランクのもとになる五段階の評定にはわからない部分があって納得のいかない気持ちが,私にはあります。 いずれにせよ合格するためには,受験当日,落ち着いて普段の実力を発揮しなければなりません。当日に自信をもって受験できるだけの実力とランクを持ちたいものです。いえ,持ってもらうために私も工夫を凝らさなくてはいけないと,改めて考えさせられた受験でした。 ★十年先の予約…残念なことがありましたがうれしいこともありました。今春の卒業生のお母さんから「チビの時もお願いします」といわれました。とてもありがたい言葉ですが「何年後ですか」,「十年後ほどです」ということでした。「うーん,十年後か」,十数年前に同じような予約がありました。その予約には何とか応えられましたが,今回は?しかし,見方を変えると十年先の予約とはお母さんから私への激励の言葉だったのかもしれないと思ったりしています。これを励みにこれからの十年を健康に気をつけて,好きな言葉ではないけれど,頑張らなくてはと考えてみました。 ★福岡・長崎に行ってきました。4月第3週にお休みさせていただきありがとうございました。どんな衣類を持っていくかで悩まされました。最高気温で10℃以上の違いがあります。九州は天気が良かったせいもありましたが半袖で十分な温かい?暑い日ばかりでした。桜は3月下旬あたりに終わったそうで,ツツジが満開を過ぎそろそろ終わりといった感じでした。山は緑に覆われ春というよりは新緑といったところでした。例年より早く桜が開花したとはいえ,手稲の山は白く春はこれからという札幌です。北と南の違いを実感しました。 また,いつもは特に思わないのですが,やはり北海道は広いんですね。久留米市から熊本県の長洲まで,フェリーで島原に渡り長崎までドライブでした。その間,直線は長く続きませんが登ったり下ったりは続きました。高低差の少ない道路はあまりありませんでした。 ドライブ中の風景では,北海道ではあまり見かけない瓦屋根を久しぶりに見ました。大きな立派なおうちの屋根には,遠目に見るとしゃちほこのようなものがありました。屋根も複雑な造りで,装飾が過ぎるのではないかと思いました。雪を考えなくてよいから飾りが多くても困らないのかもしれません。九州だけの特徴かと思ってネットで見てみると本州ではあちこちにみられる屋根で,昔ながらの造りのようでした。 ★マスクの着用は自主判断で。してもしなくてもよくなって,ホッとしています。暖かくなって眼鏡こそ曇らなくなりましたが,マスクをつけていると息苦しくてたまりません。しかしつけていない人は圧倒的に少数派です。スーパーやデパートの食品売り場に出かけましたが,私を含めつけていない人は3人程度でした。そういう私も教室ではマスクをしています。早くはずしたいものです。 ★イモリ…この冬はあまり水草の緑が残っています。あまり水草を食べなかったようです。でもやせたようにも見えません。イモリはエネルギーをあまり使わない,省エネの暮らしをしているのでしょうか。 ------------------------------------------------------------ |