ごあいさつ
通信Back number1993年4月~1994年3月
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1994年3月24日(木)No.64 サバなのかイワシなのか、この頃はすぐに忘れてしまいますが、頭の良くなる物質が含まれているそうです。その物質の名前も覚えられないのですから、サバやイワシでもしっかりと食べないといけないのは私なのかもしれません。入試が終わってから頭の良くなる話では遅いかもしれませんが、次に続く子供たちがいるのですから何かの参考になるかと思い書くことにしました。 この話はねずみを使った実験だということを最初にお断りしておきます。ねずみにある学習をさせるそうです。百点満点の百点を取っていたねずみのえさからビタミンB1をぬくと、だんだんと成績が下がり二十点ぐらいしか取れなくなっててしまったそうです。しかし、ビタミンB1を含むえさにすると、また点数がもとに戻ったそうです。ビタミンB1は接種するカロリーが多くなると消費される量が多くなります。スナック菓子などカロリーの高いものを食べるとビタミンB1が不足気味になったりするそうです。ビタミンB1が不足すると疲れやすく、あくびを連発したり集中力がなくなるとのことでした。このことは別にB1に限らずバランスの良い食事が必要だということでしよう。 このことをうちのおばさんに話したところ、そんなことは常識で高校の家庭科のころから知っているとのことでした。私は小学校でこそ家庭科がありましたがそれから後はありません。今は、家庭科が男女共習ということになりましたから案外男の子でも知っているのかもしれません。どちらにしても栄養など身体に関係のあることは男女に関係なく知っておくことはいいことに違いありません。 受験が終わりました。全員が第一志望校に合格し、とてもハッピーなこの頃です。私のところに通いまじめに勉強に取り組んだ成果だと思っています。何だか受験生のような緊張感もなくてと思ったりして、やきもきした時期もありましたが、緊張やプレッシャーにもめげずに実力を発揮したんだと思うと、なかなかのもんだと感心しています。きっとみんな楽しく充実した高校生活を送ることでしよう。 そんな卒業生から、「合格したらひげのない顔を見せて」という声がありました。春になったことでもあり、気分転換の意味もと思い一部分だけひげを落としました。ひげは残っていますが、前よりは顔がはっきりとわかるようになったはずです。小学生と中学生の何人かがすでに知っています。顔を合わせるなり「おじさん、ひげをそったね」という子もいれば、そう言われるまで気がつかない子もいます。自分の顔を鏡で見るとどうも変で、他人の顔を見ているような気がします。でも全部のひげを落としたのではありませんから他人から見るとそう変わらないのかもしれません。全員から以前とどちらが良いか聞いてみようと思っています。その結果によってひげをどうするか決めるつもりです。一度御覧になりたいと思う方は個人懇談を予定していますのでぜひおいでになって下さい。
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1994年2月28日(月)No.63 いよいよ学年最後の月になります。子ども達は卒業や進級です。持ち上がりの子もいればクラス換えの子もいます。担任が変わったり変わらなかったり、子ども達は一喜一憂します。私は小中学校とも担任は女の先生が多かったのですが特にいやな先生の記憶はありません。教科担任の先生も評判のいい先生やあまりよくない先生がいたことはいましたが、私はあまり気になりませんでした。 子ども達はけっこう学校の先生のことを話題にします。子どもが気にいっていればいいのですが、人間どうしのおつき合いですから、そううまくいくとはかぎりません。私のような塾でしたら、やめてほかの塾に移ることで解決です。ヨーロッパのどこかの国では学校を選ぶことができるそうですが、日本ではそうはいきません。選ぶことができないのですから、子供たちにとっては大変なことに違いありません。 嫌いな先生だからわからないのか、わからないから嫌いになるのか、まるで卵が先かにわとりが先かのようです。「○○先生だから、全然わからない」などと子ども達はよく言います。皆さんの家庭ではどうでしようか。実は私の子どもも同じことを言いました。親の立場として子どもになんて答えればいいのでしようか。興味があるかないか、授業の上手・下手もあるでしよう、人間的な好き嫌いというか相性のようなものもあるのでしよう。しかし、わからないことを聞いているというのは退屈ですし、時には苦痛でもあります。なんといっても、聞きたくないものは聞かないというのが一番自然なことなのかもしれません。また、自分でわかるところから勉強を始めないとわかるようになることは難しいと思います。そんなことから私は「授業は聞かなくていいから、自分で教科書を読んだりして勉強するように」といった意味のことを、子供に言いました。正しい対応だという自信はありませんが、無理をして話を聞くよりは、自分で問題に取り組む姿勢の方が私は大切だと思えてなりません。 ・私立高校の入試が終わり公立高校の入試もすぐです。卒業という別れと高校入学という今までとは違った新たな出会いがあります。入学試験という試練をくぐりぬけ、広い地域から集まってくる新しい仲間との出会いが待っていることでしよう。また、子ども達はこの素晴らしい出会いから、自分の世界を広げより豊かなものにしていくことでしよう。時代が変わり子供たちも変わったように言われますが、将来に希望や期待を持って巣立っていく子供たちはそんなに変わったとは思えません。新しい世界でも新しい友達を見つけ楽しい生活を続けてほしいものです。考えてみると失敗が許されるのが若さの特権かと思います。何にでもチャレンジして自分の可能性を伸ばしてくれるでしよう。--------------------------------------------------------
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1994年1月24日(月)No.62 「おじさんが笑うとドキッとする」どういうことでしょうか。私の笑った顔はそんなにすごいものなんでしょうか。別にそんな訳でもないようです。子ども達の間違えた答を見つけると、私は笑ってしまうというだけのことなのです。つまり、私の顔で子ども達は答え合わせをしているのです。なかなか便利なのか、使っている子が多いようです。ところが自信のある時は「ドキッ」としてしまうということになります。 子ども達は私にかぎらず大人の顔をよく見ているのでしょう。見られている大人のほうはそのことに気がついているのでしょうか。どうも大人は子どもを見ているつもりで、見られていることには気がついていないように思います。保護者なんだという思いが大人の側にあるせいかもしれません。 しかし、間違いを見つけると私はいつも笑うのでしょうか。確かに笑ってしまうような楽しい答えが書いてある場合もあります。いったいどんな笑いかたをしているのでしょうか。間違いを見つけ説明をする喜びで笑っている、それともいかにも馬鹿にしたように笑っている。そのどちらでもないと自分では思うのですがどうなんでしょうか。 子ども達とのつき合いの中で、私はいろいろな表情を見せています。私の表情から子ども達は私の感情の勤きについていろいろと情報を手に入れようとしているのでしょう。私の方も子どもと同じことをしているのですが、どうも子どもに見られていることは忘れてしまうようです。いつもすてきな良い顔を見せることができるといいし、子ども達のいつも良い顔を見れるようになりたいものです。
これで節約できる電気代はほんの少しにしかならないでしょう。しかしみんなの家で実行すると、たくさんの電気が節約ができます。およそ11万件の家庭で使う一年分の電気が節約できるそうです。
受験まであと1ケ月ばかりとなりました。試験は朝早くから始まります、夜遅くまで起きている「夜型」の生活パターンを「朝型」に変える時期のようです。 「朝型」に変えるには ①床につく時間を少しずつ早くする。 ②朝起きる時間を一時間ほど早くする。 これを繰り返すと睡眠不足もあり夜も早く眠れるようになるそうです。 また、朝早くからの試験に実力を発揮するには、起きるとすぐに調子を上げる工夫が必要です。まずはバランスのとれた朝食が大切です。軽い運動や家族とのおしやべりも精神的な刺激になって脳の働きに良いとのことです。当然、規則正しい生活が必要なので、自分なりの生活パターンを決めることもいいそうです。 いい体調で試験を受けられるようにしてください。 (朝日新聞の記事を要約したものです) ・三学期が始まり、中三は早々と学年末テストが終わったところや真最中のところがあります。いよいよ受験までわずかとなりました、私も悔いのないようにベストを尽くしたいと思っています。 中一・二はスキー学習が始まることや冬休みの楽しかったことが話題になっています。それぞれに充実した休みを過ごしたのだろうと想像しています。 小学生も学校が始まりようやく全員がそろい、活気のある時間になりました。休みの人が多いとさびしいものです。 クイズの答え…2 -------------------------------------------------------- |
1993年12月15日(水)No.61 いろいろと私に教えて下さるカウンセリングの先生がいます。先日、その先生にお会いし色々とお話をうかがってきました。その中で「女の子の元気の良さ」ということが話題になりました。先生のおっしゃるには「男の子は親や社会からのプレッシャーが大きいせいか萎縮しているようだ」ということです。 また、別の日にある幼稚園の園長先生と話したときも同じ話題になり「女の子に比べ男の子はしゃきっとしない」というのが園長先生のご意見でした。たしかに塾の子ども遠の様子を見ていても女の子の方が元気で男の子たちを圧倒しているようです。いろんな面で女の子の方がのびのびしているように見えます。 私は男の子が二人ですが、男でも最初の子と二番目では育て方が違ってきました。まして男女の遠いがあれば育て方に違いがあるようです。そんなことはないと反論されるお父さんお母さんもいらっしゃると思いますが、塾で見るかぎり違っている方が一般的なようです。 考えて見ると大人の世界も、会社や職場といったところを除くと女の人が断然目立ちます。学校の参観・懇談はほとんどがお母さんです。カルチャーをやっているのもそうですし、先日コンサートにおよばれで行った時も女の人の方が六分四分ぐらいの感じで多いようでした。男の人の姿が見えないようですが、家庭の中ではどうなんでしょうか。私のように毎日のように家にいるとじゃまもの扱いになるかもしれませんが。 ある授業の時、食料自給率の話のなかで卵は輸入していないし物価の優等生などと言っていると「にわとりはどうやって卵を産むの、毎日ころころと産むの」とある子が言うのです。私は「ころころかどうかは知らないけれど、毎日のように産むよ」などと答えると、「雄がいなくても産むの」ときかれ「そうだよ」と私が答えるとその子が「雄はいらないんだ」と笑い始めました。私は何だかあわてて「でもひよこにはならないよ」と言うと「だけど雄はいらないんでしよ」その後もやり取りが続きましたが、「雄はいらない」ということは変わりませんでした。その子は女の子なのですが、ほかの女の子達も一緒になって「雄はいらない」ということをとても気にいったようでした。こうやって言われるほど男の子達は影が薄いのでしようか。
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1993年11月29日(木)No.60 政府が変わってから規制緩和ということがよく言われているようです。お役所の許可がないと何もできないという仕組みを変えようということでしようか。 前の号に書いたアルフアベットのことから連想したのが規制緩和という言葉です。子供たちの勉強にこそ規制緩和が必要なのではないかという思いがしてなりません。線をはみ出して書いてはだめなのと同じように解答欄からはみだすまいと努力する子が多いようです。正解を書くことと、欄に納めて書くこととどちらがその子にとって大事なのだろうかと私は見ながら考えてしまいます。それよりも気になるのがきれいに書くということです。正解を書いてあるのに消して書き直す子がいます。「あってるのにどうしたの」「きたないから書き直したの」といったやり取りになります。きたないよりもきれい、読みにくいよりも読みやすいのがいいのは当然ですが、きれいや読みやすいは正解を書くことと直接の関係がありません。ありがたいことに字が下手でもワープロといった便利なものがあります。大人がきれいに書けということを知らず知らずに子供たちに強制しているのではないでしようか。 漢字などのテストで、とめやはねをうるさく言い筆順までもがうるさく言われています。近頃は理科の記号の書き方まで曲がってはいけないなどと言われているようです。こうした目に見える部分に対する規制がうるさいせいか、子供たちは漢字の意味や用法とか記号の意味など目に見えない部分には注意がいかないようです。勉強というのは、やはり目に見えない部分をどれだけ読み取れるかというところで人と差がついてきます。本質が何かという点を捕まえなくてはいけません。その本質を見えなくしているのがいろいろな規制なのです。子供たちのために何とか規制緩和をしてほしいものだと思うこの頃です。
私もおぱさんもとっても楽しみにしている、恒例のスキーを今シーズンもニセコアンヌプリのペンションスコールを利用して行う予定です。日程は一月十日頃費用はリフト代の値上がりが予想されますのでそのぶん昨年より高くなるかもしれません。
私の大学時代の同級生が、草の実共働サービスという小規模作業所を運営しています。知的な面にハンディキャップのある人たちの生活支援を目標に十年間がんばってきました。しかし、様々な面で限界があるために、社会福祉法人を設立し一層充実した活動を目指すことになりました。設立すると言うのは簡単ですが多額の資金が必要です。この不景気の世では、資金集めも大変です。もし、皆さんに草の実会を応援して頂ければと思いこの文を書いています。詳しくは同封した「趣意書」を参照して下さい。
草の実会は仕事のひとつとして廃品回収を行っています。通信にも何度か書いてお願いし、持ってきて頂いたり私が取りにうかがったりしていました。最近は少しサボっていましたが、社会福祉法人化をきっかけに再開することとしました古新聞・雑誌やアルミ缶一升瓶などありましたらご連絡下さい。取りにうかがいます。
公民に「金融」という単元がありますその時にクレジットカードの話をしました。クレジットカードという言葉も良く知らないようでしたが、テレビのコマーシャルのことを言うとわかったようでした。やはりテレビの効果というのはものすごいものです。カードを使って買い物や旅行をしたり食事をしたりのシーンを子供たちはよくしっていました。これからが怖いのです。子供たちは、後でお金を支払うこと、まして利息が付いてくるなんて全然知らないようでした。考えてみるとコマーシャルには楽しい場面ばかりで、後の苦しい支払や利息のことなんか出てこないのです。私はいろいろな意味で怖い話だと思いますが、皆さんはどうお考えでしようか? -------------------------------------------------------- |
1993年10月25日(月)No.59 英語の小文字を書いているとき、「地下つきだから、はみ出して書くんだよ」と毎週のように同じことを言います。はみ出して書くというこんな簡単なことがなかなかうまくいきません。一人や二人の子どもではありません、ほとんどの子がそうです。テキストに直接書きこむため四線の英語のノートを使わないことも理由のひとつと考えられます。しかしそんなことよりも、はみ出すことに抵抗があるようです。枠からでないことが大切だと子ども達は思い込んでいるようです。アルフアベットはそろえて書くと大文字なのか小文字なのかわからなくて困るので、はみ出すことが必要です。なのに彼らは必要性よりもそろえることを大切な事としているように見えます。極端な言い方をすると、目的があり意味のあることよりもそろえて書くという外見の方が重要だと思っていると言っていいのかもしれません。内容や意味よりも見かけが大切というのでは勉強になりません。どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。 きっと子ども達は、はみ出さないで書くようにといわれているからでしょう。枠をはみ出さないで書くことが大切だと言われてきた結果なのだと私は考えるしかありません。意味のある正しいことを書いも、はみ出しているからといって注意されてきたのでしょう。正しいことを書くのが大切なのか、それともそろえることが大切なのか、大切なことがぼやけてしまった結果のような気がします。そろっている方が見やすいことは見やすいのですが、それは採点する方の都合で子ども遠の都合ではありません。 こうして書いてくると、子ども達はきれいに書くことにもとても神経を使っていることを思い出します。きれいにノートをとること、きれいに書くことはとても大切なようです。自分でも読めない字では困ります。しかし、必要以上にきれいに書くことに集中している子は、大切な中身のことがどっかに行ってしまっていることが多く、きれいなノートだけが残るといったことが多いようです。これもノートを見る人の都合が優先されているのでしょう。勉強をするのは子ども達ですから、大人の思惑より子ども遠の都合が最優先される必要があるはずです。
ⓐ二百三十m ⓑ二千三百m ©二万三千m テグスは細いが丈夫です。鳥にからまると切れなくて大変です。テグスを捨てていくような無責任な人が釣りをする人にいるなんて信じられませんね。自分の大切な釣り場を汚していくなんてことを 平気でやっているなんて、自分の楽しみを自分の手でなくしてしまうことになりますね。 クイズは本田亮著「環境マンガ集エコノザウルスが行く」から抜粋しました。
自転車の鍵はしっかりかけて下さい。今まで盗難が一件ありました、それよりも多いのが鍵のいたずらです。鍵をかけて鍵を投げていくといういたずらがよくあります。ほんの少しの注意で防ぐことができます、気をつけて下さい。 **************** 久しぶりにクイズを書きました。けっこう好評だったように思い、ネタをみつけたので再開することにしました。いい種本がありましたら紹介して下さい。 クイズの答・・・© -------------------------------------------------------- |
1993年9月28日(火)No.58 昨年に続き、今年も塾仲間がやっている渡り鳥の標識調査を見学させてもらいました。朝四時の出発というのが大変ですが、がんばって起きて出かけて行くだけの価値があります。調査のためかすみ網で捕まえた鳥を目の前で見せてもらえるし、さわらせてももらえます。今回はツグミの仲間のクロツグミやアカハラやマミチヤジナイなどに初めてお目にかかり、キビタキという黒地に黄色の入ったきれいな小鳥も初めてみることができました。他に、シジュウカラなど家の近くでも見ることのできる鳥もいました。 実物を目の前にすると鳥の名前が覚えやすくなり、スズメとカラスとハトやトンビぐらいしかわからない私でしたが、かなり名前を覚えました。名前を覚えると何となく親しみを感じます。今までと違って、犬の散歩をしても鳥の声などがすると、つい上を見てしまいます。それが名前を覚えた鳥の声だとわかると、なぜかとってもうれしいのです。名前を覚えると楽しくなるのは、植物でも同じです。大阪にいるころ雑草の名前を調べたことがありました、道端にあるたいして目立たない草の名前でも覚えると親しみをもてたことをおぼえています。 名前というと、うちのおばさんは人の名前を覚えるのがとても上手です。私はというとなかなか覚えられません。確かに考えてみると人の名前を覚えるのが上手な人と下手な人がいるようです。鳥や植物の名前と同じように考えると、人だって名前を覚えると親しみがもてることになりそうです。確かに名前を知っている人に出会うのと知らない人に出会うのでは、違いがありそうです。人の名前を覚えることは、人間関係をスムーズにするための第一歩のようです。 しかし、私は下手でおばさんは上手なのはどうしてでしょうか、人に対する関心の持ち方の違いでしょうか。おばさんが人によく接する仕事をしていたせいでしょうか。鳥や植物の名前でもおぼえ方に上手下手があるようです。関心を持っているかどうか、接する機会が多いなど条件はあるようですが、共通点や特長のとらえ方の上手下手が大きく関係しているように思います。鳥や植物は共通点を見つけてどの仲間かを見当をつけ、仲間との区別できる特長をさがすとうまくいくようです。仲間集めをして、それから区別をしているということになります。どんな練習をすればいいのかわかりませんが興味を持って注意して見ることが大切でしょうが見方に何かこつがあるように思います。 何にしても名前を覚えるだけで楽しかったりうまくいくのなら、お金もかからないし安上がりでいいことじやないでしょうか。 -------------------------------------------------------- |
1993年8月30日(月)No.57 この夏は異常気象ということですが私もお天気にはだいぶたたられました。夏のキャンプは台風が来るし、お盆は熱を出して寝込んでしまうし、予定がくるいっぱなしでした。 予定がくるったため困ったこともありますが、よかったこともありました。キャンプは、楽しみにしていた山登りができなくて一日中ペンションにとじこめられたようなものでした。子ども達は退屈するかと心配だったのですが、狭いペンションのなか(四十人からいました)楽しそうに過ごしていました。もし雨だったらと私が用意したものもありましたがそんなものは必要なかったようです。だいたい、山歩きの方がいやだったようで一日のんびりごろごろを楽しんだようです。私たち大人もいつもとは違う子ども達を見たようで楽しいキャンプでした。 御盆に寝込んでいましたが、久しぶりに定期購読している月刊誌をゆっくりと読みました。普段だとぱらばらと見て忘れているうちに次の号が来ると行った調子です。何もできないとあきらめると本などゆっくり読む時間ができるということです。だんだんと何事も面倒になってきているようで、このごろは本もあまり読まなくなっているようです。やはり、きちんと読んで、いろいろな刺激を感じることが必要だと反省しました。そのわりには、元気になるとまた読まなくなっています。 予定が狂うと困るのは当たり前です。しかし、予定通りにことが進む方が本当は少ないのではないでしようか。予定からずれた時にどうするか、予定をどんなふうに変えて行くのかという場面の方が多いように思います。だいたい私の人生にしても、当初の予定から大きくはずれています。予定通りであれば今頃こんな所で、こんな文をワープロでなんかうっていないはずなんです。
異常気象だとか冷夏だと言われています。気候が悪いといろいろなところに影響が出て大変なようです。楽だったのは三年生の夏期講習くらいなのかもしれません。気候ばかりのせいではありませんが、順調に進んだと思っています。後は九月からのテストにむけて仕上げが残っています。二学期のテストで受験校がほぼ決まってしまいます。受験も大変ですが、自分の希望と現実とがまともにぶつかる、初めての経験かと思います。ひょっとすると三年生にとって一番つらい時期なのかもしれません。親から見るといらいらするかもしれませんが、中三は今の時期、家でしかのんびりできないのかもしれません。 しかし、二学期は大切なテストがたくさんあるのは事実です。事実はきちんと認め、やるべきことはやらなくてはいけません。やってからのんびりする時間を持ちたいものです。 -------------------------------------------------------- |
1993年7月15日(木)No.56 修学旅行・期末テスト・中体連とたくさんの行事が終わりました。私が中学生のころにくらべ、子ども違はとても忙しそうです。塾や習い事だけでなく学校行事も増えているように思います。行事が続くと出席率が悪くなり、私は何となく機嫌が悪くなります。今勉強している所が大切なんだと思ったりすると、ますますいらいらしてきます。学校の進みぐあいや、これからのスケジュlルなどさきのことを考えればよけいです。 学校行事に限らず、子ども達は、いろいろな理由で塾を休みます。身体の調子が悪い、これは「きっとサボりだ」などといった声がほかの子から上がったりします。それにひきかえ、家族で出かけた時などは、うらやましくてしようがないようです。私も子ども達と同じようにうらやましく思うのですが、いらいらはしません。私の中に、休む理由の優先順位がはっきりとあり、とても身勝手な話だと思いますが、好みがあるようです。 子ども達はスケジュ|ルが重なったとき、どちらかを選択しなければなりません。私と子ども達だけで調整ができることなら、話し合うことも簡単です。しかし、家族や学校やほかの習い事などとも調整しなければなりませんから話はややこしくなります。何が優先するのか、子どもによって違います。いろいろな価値観があるのですから当然ですが、塾につける、子ども達の順位は低いんだろうと思ってしまいます。 私は、塾をやっているのですから、当然のように塾を優先してほしいと思います。しかし、あまり強く言うと、部活を絶対視する|部の人のようで嫌だなあと思ってしまいます。様々なことを経験することが大切ですから、ひとつのことに捕らわれず時間を有効に使えればいいのでしょう。子ども達が、いきいきと元気よく楽しくしていることが一番大切なことなのでしょう。
日本は外国からたくさんの木材を買っています。どこの国からの輸入が多いでしょうか? ①カナダ ②マレーシア ③アメリ力 森林は二酸化炭素を吸収し酸素を吐き出しています。動植物や昆虫のすみかを提供し、風や雪や土砂崩れの被害から人間を守ってくれています。 日本では、林業にたずさわる人、森を守る人が少なくなり森は減っています。また、自然の森の中にスキー場などスポーツ施設がたくさん作られ、大切な森が消えようとしています。
フィルムケースをありがとうございました。七月二十二日にスライムを作ろうかと思っています。スライムを作る時はフィルムケースを持って来て下さい。
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1993年6月28日(月)No.55 先日の札幌祭に、小学生と一緒に久しぶりにべっこう飴を作りました。手順が悪く、私は火傷をしてしまいました。溶けた砂糖を指にのっけてしまいました。火傷も熱いのですが、甘い砂糖のにおいも、胸が悪くなります。しかし、子ども達はお構いなしに、どんどん作ります。アルミホイルがくっついてきれいに取れません。それでも、「甘くておいしい」と行って食べていました。自分で作るとおいしいのでしょう。それと不思議に思うのですが、子ども達は火がとても好きです。夏のキャンプの時も一生懸命に炭を起こし、肉を食べるよりよほど熱心でした。小さい子どもも火遊びが好きですし、私も子どものころたき火をして遊んだものです。今はそうしたことをする場所がないということでしょうか。 自分達の手で何かを作ったり、子ども達は大好きです。プラバンを焼くのも楽しいものです。オーブントースタ1の中で、プラバンがくしゃくしゃになってどうなることかと、はらはらしながら見ている子ども達を見ていると、私までドキドキしてきます。きれいに仕上がった時の子ども達は本当にうれしそうです。 算数の時間にタングラムをやりました正方形を七つに分け、並べ換えていろいろな形を作ります。簡単そうで結構むずかしいものです。合同など図形の勉強の一部なのですが、とても楽しく子どもたちはやっていました。いつもこんなふうに楽しくできればいいと思いますが、なかなかそうもいきません。でも、機会があるごとに、いろいろと作ってみたいと思っています。次は、子ども達に好評のスライムをやろうと考えています。 スライムを作るのにフィルムケースが二十ほど必要です。もし、ご家庭にありましたら、子ども達に持たせて下さい。よろしくお願いします。 私の父親の葬儀のため、期末テストのあわただしい時期に休みや、時間割の変更などを行い、ご迷惑をおかけし申し訳ありませんでした。 五月に見舞った時、「来年は、子どもが進学するから祝を頼むよ」と私が言いますと、とてもうれしそうな顔をした父でした。入院してから父は、母親や娘に迷惑をかけるだけで、何もしてやれないことが気がかりだったようで、私が父を当てにしていることが嬉しかったのだと思います。父に限らず、やはり人から頼りにされるとか、人の役に立っていると感じることは嬉しいことなのだろうと思いました。人の死からしか、感じられない自分が少し寂しいものに思えました。
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1993年5月31日(月)No.54 この頃は、五月病ということを言わなくなったのでしょうか。私が大学生のころによく言われ、受験勉強が終わり大学生活になれてくる五月ころに、目的がなくなって無気力になる学生が多かったということでした。近頃の大学生のことは知りませんが、中学二年生には五月病といっていいような状態があるようです。 中学二年は、ほとんどの中学でクラス替えがあり担任や仲間が変わります。そのせいか、気持ちが不安定になることが他の学年に比べて多いように感じます。この位の年齢になると、他人を客観的に見て評価したり、批判したりする力がついてきています。子ども達は、担任や他の教師を見てさまざまな思いを持つようです。新しい仲間達のことも見ているでしょう。そこで、気持ちよくスタートが切れるとよいのですが、皆がうまくいくとは限りません。一年生の時に楽しかった子ほど不平や不満が多くなり大変なようです。子供達が成長していく中で、自分の周りを見、さまざまなことを感じて自分はどうすればよいかなど、自分の中にいろいろと問題を抱えている時期なのだと思います。そうした思いがいろいろな場面に出てきているようです。しかしそうした問題を解決していくことで、子ども達は成長していくのでしょう。 子ども達は私やおばさんにいろいろと話をしてくれます。私にできるのは話を聞くことぐらいですが、子ども達は話すことで自分の思いや考えが落ち着くようです。子ども達は、いろいろと話を聞いてほしいのかもしれません。しかし、時間には限りがあります。十分に聞くだけの時間の余裕がなく、子ども達には物足りない思いが残るのかもしれません。 ★冬休み作品集から
私は『二十』。私は『スキーのインストラクター』の仕事をしています。私がしている仕事にはいくつかの楽しみがあります。 第一に『教えている生徒がとてもうまく、おもしろいのです。』 第二に『月に、収入五十万円もらいます』第三に『定年退職がありません。』 私が『スキーのインストラクター』の仕事をしようと決心したのは『十三才』のころでした。それまでの私の夢や希望をふりかえってみました。ちょっと聞いて下さいね。 私は『最初はトラックの達転手になろうと思いました。』しかし、『スキーのインストラクター』の仕事をしようと決めてからもいくつかの困難がありました。まず、『試験を受けて合格しなければなりません。』それから『教えるということを学ばなければなりません。それがとても大変』でした。でも、私はその困難に打ち勝って、今の仕事につくことができました。すごいなあー。
私は『十九才』。私は『Jリーグのプロサッカー選手』の仕事をしています。私がしている仕事にはいくつかの楽しみがあります。 第一に『いろんな友達といろんなところに行ける。』 第二に『金がたくさんもらえる。』 第三に『女にもてる。』 私が『プロサッカー』の仕事をしようと決心したのは『十三才』のころでした。それまでの私の夢や希望をふりかえってみました。ちよっと聞いて下さいね。 私は『十三才の時、カズのような選手にあこがれてサッカー選手になろうと思った。』しかし、『プロサッカー』の仕事をしようと決めてからもいくつかの困難がありました。まず、『人にけられてけがをしてしまった。』それから『サッカーの練習で遊ぶ時間がなくなった。』でも、私はその困難に打ち勝って、今の仕事につくことができました。すごいなあー
★ ゴールデンウィークに帰省し、入院中の父親を見舞ってきました。病院の生活は単調で退屈なのでしょう。息子の帰省や孫の顔を見ることは嬉しく刺激になったようです。しかし、一番うれしそうな顔を見せたのは、「孫の合格祝と、修学旅行のこずかいを当てにしてるよ」と私が言った時でした。お金ですが、父親にすれば「自分は当てにされている、役に立っているんだ」と思ったのではないかと思います。親孝行らしいこともしたことはありませんが、父親の良い顔を見れたことは良かったと思っています。 -------------------------------------------------------- |
1993年4月22日(木)No.53 ★「それは習ったよ、新出単語じゃないよ」ニ・三年生の英語の時間になるとでてくる会話です。今年は、教科書の変わる年にあたっています。単語の出てくる順番なども変わり、子ども達は「どうしてだろうな」と思うようです。教科書の中身は、子ども達とは何も関係のないところで決められます、子ども違が不思議に思うのも当たりまえでしよう。 教科書は三年ごとに変わります。しかし、今年はいつものような手直しといった程度のものと違って、科目によっては中身が大きく変わりました。例えば、理科ですが、私が中学のころ、三十年ほど前に習った内容が復活しています。それでも、英語のように前の学年からのつながりを気にする必要がなく、子ども達の話題にはなりません。 新しい単語と習った単語は教科書を見れば,今までだとすぐに区別がつきましたが、教科書が変わったためにわからなくなりました。そのため、子ども達の間で「習った」「いや、習っていない」といったやり取りが始まります。子ども達にとって「習った」か「習っていない」かはとても大切なことなんだということがわかります。「習ったこと」は覚えていなくてはいけないし、質問された時は答えられなければなりません。ところが「習っていないこと」は、知らなくても答えられなくてもいいことになります。子ども達にとっては、しかられるかどうかの分かれ目といってもいいのかもしれません。実際に私も「こないだやっただろう」といいます。特にしかるつもりがなくても、子ども達にはそう響くでしょうし、しかられたように思うでしょう。 勉強は覚えるだけでなく、考えることが大切だといいながら、覚えていて当然だという雰囲気ができてしまっているようです。子ども達が、覚えることばかりを気にするのも無理のないことかもしれません。忘れたことは、もう一度調べたり質問することで、覚えていくのですがどうも、一度ですべてを覚えろと、大人は子ども達に強制しているのかもしれません。 どんな形でも、子ども達の間で英語が話題になり、少しでも興味を引いてくれるのはいいことだと思います。何とか強制しないで、いい方向に持っていければといろいろ考えるこのごろです。 クイズ・・熱帯雨林は私たちの生活と関係があるだろうか。 ①日本に熱帯雨林はないから関係ない ②大いに関係ある。 ③将来は関係あるかも。 熱帯雨林には、たくさんの種類の動植物が生きています。全生物種の半分以上が住んでいるとも言われています。またアマゾンのジャングルが、地球の酸素の三分の一を造つているとも言われます。 ファストフードの牛肉百パーセントのハンバーガーの牛はどこの牧場で育てられたか知っていますか。また、家を建てる時などに使うベニヤ板は、どこで大きくなった木か知っていますか。 日本からずっとはなれた遠い所のことだから、関係ないんだという時代ではないということを覚えておきましょう。 ★冬休み作品集から 五十号に載せた、子供たちの架空の作文集の続きです。
私は『二十六才』私は『小学校の教師』の仕事をしています。私がしている仕事にはいくつかの楽しみがあります。第一に『子供たちと一緒に遊び親しみを深めること』第二に『子供たちといろんな ことを学んだりしていること』第三に『子供が大好きだからです。』 私が『小学校の教師』の仕事をしようと決心したのは『十七』のころでした。それまでの私の夢や希望をふりかえってみました。ちょっと聞いて下さいね。 私は『普通にサラリーマンになるのが夢でしたが、十七才で小学校の教師になることを決めました。』しかし、『小学校の教師』の仕事をしようと決めてからもいくつかの困難がありました。 まず、『小学校の教師への試験』それから『小学校の研修の最後の日に、みんなに理解してもらうこと』でした。 でも私はその困難に打ち勝って、今の仕事につくことができました。すごいなあ!
私は『二十五才』私は『ペットショップ』のしごとをしています。私がしている仕事にはいくつかの楽しみがあります。 第一に『ペットと遊ぶこと』第二に『ペットを育てること』第三に『ペットと毎日すごせること』 私が『ペットショップ』の仕事をしようと決心したのは『九才』のころでした。 それまでの私の夢や希望をふりかえってみました。ちょっと聞いて下さいね。 私は『保母になろうと思いました。』しかし、『ペットショップ』の仕事をしようと決めてからもいくつかの困難がありました。 まず、『ペットを買われると別れなきゃいけないこと』それから『ペットが死んでしまうこと』でした。 でも私はその困難に打ち勝って、今の仕事につくことができました。すごいなあ!
私は『二十一才』私は『バトミントンのプロ選手』のしごとをしています。私がしている仕事にはいくつかの楽しみがあります。 第一に『ほかの人と知り合うことができる』第二に『テレビに出る』第三に『金がもらえる』 私が『バトミントンの選手』の仕事をしようと決心したのは『十六才』のころでした。それまでの私の夢や希望をふりかえってみました。ちよっと聞いて下さいね。 私は『十三才の時にバドミントン部に入った。』しかし、『バトミントンのプ[」選手』の仕事をしようと決めてからもいくつかの困難がありました。 まず、『友達と遊ぶ時間がなくなった』それから『トレ1ニングも出て体力をつけること』でした。でも、私はその困難に打ち勝って、今の仕事につくことができましたすごいなあ!
まだありますが、次の号に載せることにいたします。
クイズの答② -------------------------------------------------------- |
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