ごあいさつ
通信Back number 2019年4月~2020年3月
2020年3月24日(火)No.376 来年度から大学入試が変わる,英語では「聞く・話す・読む・書く」の4技能が試されるそうです。変わるのは英語だけではないのですが,受験制度の変更は受験産業にとってはビジネスチャンスでしょう。実際に新しい受験に対応するとうたった教材が売り出されています。特に英語は最初に書きましたように「話す」が加わり,変化が大きいせいか新しい教材がたくさん出ているようです。それに乗せられたわけではありませんが新しい英語の教材を試しに入れてみました。 その教材の売りは,ネットを通して「話す」の練習ができるということのようです。英語教科書の発音の練習や英検の面接の対策もあります。教科書の新出単語・基本文・本文をネイティブが発音してくれ「聞く」の練習です。ネイティブが発音した後にそれをまねて発音すると,それをAIが採点してくれます。「話す」の練習でしょう。「話す」というよりは発音の練習という方が正しいでしょうか。この他にも機能があります。 何度か使って子ども達に受けたのは「話す」のAIの採点でした。まず,私よりも子ども達の方がよい点数が出ます。子ども達はネイティブの真似をしますが私は長年の癖で日本語英語ですから当然かもしれません。子ども達には私に勝つことがとてもうれしいことのようです。いつも間違いを指摘される側ですからこれまた当然でしょうか。上手に真似をすると高得点が出るのは納得です。思いもよらない時に高得点出たりします。パソコンのマイクの性能が関係するのかもしれませんが,誰も読んでいないときに,お喋りや笑い声などの周りの音を拾って得点がでることがあります。真面目に読んだ時よりも点数が良かったりします。どうも声が小さいとAIでも聞き取りにくいのか点数が低くなるようです。 発音の練習をしようと思って導入したものではないのですが,意外な受け方をしています。本当に発音の練習になるかは「?」でしょう。 使い始めたばかりで,たくさんある機能面についてもよくわかっていません。迷惑をかけることもあるかと思いますがいろいろと子ども達に実験台になってもらいながら使っていくことになります。 本格的に使うかどうかはこれからの判断はまだできませんが「聞く」は聞き取りのテストは必ずあるので練習になります。また,和訳が付いているので意味の説明に時間を取られないので助かりそうです。整序英作文の問題があるので語順を意識してもらう一助にと思っています。 ★正しく恐れる…何だかおかしな日本語のように思います。コロナウィルスの件で新聞でも見かけた言葉です。ウィルスについて正しいことを知り,必要以上に恐れたりしないで対策としてふさわしい行動をとるようにといった内容が書かれていました。「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」と昔から言います。コロナ対策として普通にできることとして「うがい」・「(石鹸で)手洗い」を心がける日々です。
騒ぎが大きいと,教材の話ではありませんが騒動に便乗してビジネスチャンスとばかり様々なことを企む人達がいるようです。スマホで便利な時代で嘘も本当のことも拡散していきます。2018年胆振東部地震の時には「断水する」というデマが流れました。何が本当か公的なホームページなどで確かめることなどが必要なようです。 ★イモリ…イモリは健在ですがメダカが2匹になったようです。 |
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2020年2月25日(火)No.375 ★教室に遊んでいるパソコンがあります。もったいないので,小学生の勉強に利用できないかと思案中です。主に表計算ソフトと,それに組み込まれている関数を利用しようと思い,あれこれとパソコンをいじっています。いろいろと思いつくことはあり,頭の中ではうまく事が運んでいくのですが,いざ,パソコンに実行させるとなるとそうはうまくいきません。思い描いたことと何か違って不都合なことが出てきてしまいます。それでも小数や分数の説明に使えそうに思い懲りずにいじっています。しかし,思いつくのは説明が終わってからで使ったことがないという感じです。例えば分数の説明が終わるとこんな風にできるかなといった具合ですから,うまくできないと中途半端なまま忘れてしまいます。そしてまた,といった調子でよくない同じことの繰り返しです。今度こそは,何とか学年の始まりから使えればと思いパソコンにむかっていますがどうなることやら。 なんだか子ども達の試験勉強のようです。試験が終わった後に,次こそは試験勉強を早く始めてワークは早々と仕上げてと…。と思いながら,気が付いてみると試験がすぐそこに来ている。あまり子ども達に偉そうに言えないなあと思いつつやっています。 失敗続きですが,思い描きつつ何とかできないかとやっているのはそれなりに楽しいものです。そもそも結果を求められてやっていることではありませんし,うまくできなかったからといって誰かに迷惑をかけるものでもありません。そして意外な効能があります。ああしようこうしようと考えていると寝つきがいいのです。昔,参考書を睡眠薬代わりに読んだことがありますが同じ効果なのでしょうか。 こんな調子ですが,もしできたら申し訳ないのですが実験台になる子ども達が出てくることになります。出来が良ければ子どものためになりますが出来が悪ければ,申し訳ありませんが,ご迷惑をかけることになるやもしれません。やはり,ああでもないこうでもないと私が考えていて出来上がらないのが一番いいのかもしれません。 ★「継続は力なり」,「努力は報われる」「あきらめなければ夢は必ず実現する」…子ども達が持ってくる学校の冬休みの宿題のプリントに書かれている言葉です。どちらかといえば私の趣味に合いません。
こちらは,道新の日曜版のおしゃべりroomで見かけた言葉です。「教育ではなく,教養を積んだ人間になりなさい」,「大きく笑える人は大きく泣いてきた人」,「どんなに小さな仕事でも自分なりの楽しみを見つけなさい。根気も続くから」,「人生に失敗がないと人生を失敗する」… ★スケートに行ってきました…「年寄りの冷水」という言葉を思い出しました。転んだのは一度でしたが,膝を打った痛みと筋肉痛が数日続きました。適度に休憩をとれば良いものを,子ども達と同じような調子では…。無理は禁物というお話でした。 ★イモリ…2,3日おきに餌をやりますが食べています。水草も減ってきているので食べているのでしょう。メダカは3匹とも健在ですイモリは生きた元気なメダカをつかまえるほどの敏捷さはないようです。
2020年1月28日(火)No.374 小学5年で速さのの勉強をします。今年,6年生から降りてきました。単位時間,1時間・1分・1秒に進む道のりで速さを表す約束です。たくさん進むほど速いとなります。一方,陸上競技では決められた道のりの,100mとか42.195㎞を短い時間で走ることが速いことになります。子ども達には徒競走でおなじみでしょうか。算数では時間が固定され,陸上競技では道のりが固定されています。 速さの比べ方が二通りあることになります。速さに限らず量を比べるときは同じように二通りの方法が使われます。例えば重さは体積をそろえてg数で比べるときと,g数を同じにして体積の多い少ないで比べるときがあります。学校の勉強に限らず身の回りにもこうしたことは普通にあるようです。買い物を考えると,1個の値段で比べることもあれば,同じ金額千円で何個買えるかで高い安いを比べるかと思います。 日常的にどちらが多用されているかはよくわかりませんが,数学・算数や理科では1時間や1㎥や1個で比べることが多いようです。1で比べるとなると割り算が使われます。そのせいか速さのような分野は子ども達に人気がありません。 同じことを違う表現にすることは普通にあることだと思います。ことば遊びのようですが「AはBより重い」は「BはAより軽い」です。 同じことを違った言い回しにする,試験問題にはよく見られることです。上に書いた重い軽いなどは「質量が同じとき体積の最も大きいものはどれか」などとしてとてもよく出題されます。間違える子供が多い問題でもあります。説明すればすぐ納得してくれますが,時間をおいて同じ問題を間違えないかというと怪しいものがあります。 文を読み替える,重い軽いのような反対の言葉はまだいいのですが,算数でよく出てくる2割引き=8割のように読み替えるのは難しいものがあります。なじみが薄い上にどこにも書かれていない10割から2割を引かなければならないからです。 問題を解くときの文章の読み方は,「同じことを違った言葉に変えてみる」・「書かれていないけれど,しなければいけないこと,例えば計算するなどに気が付く」,こうしたことだと言っていいと思います。つまり,読むということは「書いていないことに気が付け」ということになるのでしょう。言い換えれば「隠されていることを見つけろ」と言っていいようです。「こうした力を身に着けるにはどうすればいいのか」と尋ねられたならば,「隠されたものがないか意識して読むことと,それなりの量の文章を読むこと」としか答えられません。そんな思いもあり書き写しの宿題を出しています。よく読んでください。 ★英語の読みPhonics…ホームページの連絡帳に「Alphabetの練習」という項目を設けました。クリックしていただくと合言葉を要求されます。合言葉は「おじさん」です。似た綴りの単語を羅列してあるだけですが,一つの単語が読めれば後の単語の読みが類推できるようになっています。小学生を対象に読みの練習と思い,アップしました。ほとんど読めるようであれば,中学の英語の教科書に出てくる単語の7割程度は読めると思います。 ★宿題…文章の書き写し(視写というそうです)。意味のひとまとまりを意識し,覚えて書くように練習してください。 プリント…中学1・2生の試験対策用です。連絡帳に解答をアップしてありますから,自分で答え合わせをしてください。練習のためのプリントですから,わからない所は調べるのが良いでしょう。 ★イモリ…メダカ3匹とともに健在です。作年と違って,暖房を24時間入れることにしたせいか,イモリは時折エサを食べます。季節感がなくなっているのかもしれません。
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2019年9月25日(火)No.370
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